あなたは夫が嫌いですか?
いきなりの質問で大変恐縮ですが
夫が嫌いになった50代の女性は意外と多いのです。
もしあなたも夫が嫌いだとすれば、次のようなことで悩んでいませんか?
- 夫が嫌いだなんて私はどこかおかしいのでは?
- 一度嫌いになった人を再び好きになれるの?
- 夫をもう一度好きになるきっかけが欲しいんだけど・・・
老後の長い時間を共に生きるのですから【夫が嫌い】のままでは辛すぎますよね。
また嫌いのままでは夫が定年を迎えてから夫婦生活の破綻や離婚になりかねません。
では【夫を好きになれる】唯一の方法とはなんでしょうか?
結論から言いますとあなた自身が自分を変えることです。
「いやいや変わってほしいのは夫のほうだから!」という声が聞こえそうですが、これには確かな理由があります。
あなたが変わる➡夫も変わる➡もう一度好きになれる
決してきれいごとを言っている訳ではないのです。
これは現実に可能なのですから
私たちしょうわいぬ&しょうわねこ夫婦の実体験を参考に、ぜひ自分を変えてもう一度夫を好きになって頂きたいと思います。
この記事を読んでもらいたいのは
・夫は嫌いだけど別れたいほどではないと言う方
・夫は嫌いだけど夫が変わるなら自分も変われるかもと思える方
・夫をもう一度好きになるきっかけを探している方
ぜひ最後まで読んで嫌いになってしまった夫への気持ちを変えるヒントにしてください。
では最初にあなた自身について考えて行きましょう。
【夫が嫌いになった】 妻自身が自分を変える3つの方法
1.【夫が嫌い】という自分の気持ちを整理する
夫が嫌いになったのは最近ですか?
それとも結婚当初からだったのでしょうか?
自分の気持ちを整理するために出来る良い方法があります。
①【夫嫌いリスト㊙】を作る
夫が嫌いなところをノートにあるいはA4サイズの白い紙、またはパソコンのエクセルやスマホのメモ帳などに書き込んでください。
時間を決めて書きましょう。では3分間で出来るだけたくさん書いて!
殴り書きでも大丈夫です。
どのくらいのリストができましたか?
ちなみに私も妻のしょうわねこに今まで(今も含むかな?)嫌いだったところを言ってもらいました。
むかし感じていたことでもいいから、僕の【嫌いなところ】を全部あげてくれないかな?
今メモするからね。
わかった!
じゃあ言うわよ!
正直そこまで嫌われてはいないと思っていたので5個、多くても10個くらいかな~と思っていましたが・・・
なんと結果は30個、しかもスラスラとよどみなく列挙されました。(涙)
恥をしのんでいくつか挙げてみますと
- 何かやっている時に家の中の頼みごとをすると必ず嫌な顔をする
- 服装へのこだわりが強く妻が買ってきた服を着ない(センスはなし)
- 子供を怒ると叱り方が悪いと言って妻を責める
- (妻の)顔が老けたかな~と相談すると「高い化粧品を使えば」と軽く言ってむかつく(お金が大変なの!)
- 自分は妻のことを全部分かっているという言葉と顔つき
きりがないのでそろそろ止めますが正直凹みました。
話を戻しますと皆さんの【夫嫌いリスト㊙】が出来上がって、少し冷静になってから(1日後くらい)分析してみましょう。
【夫嫌いリスト㊙】を時系列に分ける
※今現在の嫌いな感情だけチェックしてください(赤線、マーカーで)
注意:子供が小さい時夫が〇〇だった、新婚時に〇〇で嫌いになった、などは省きます。
【夫嫌いリスト㊙】を嫌いな順にランキングにしてみる
※現在のリストから選んでください。
ここまでできたら一旦ペンを置いて下の記事をご覧ください。
夫が嫌いになった人はどれくらいいるのか?そして最終的に離婚という決定をした人の割合を知ることができます。
②夫が嫌いな人の割合を知る
夫のことが嫌いな人はどれほどいるのでしょうか?
調査によってデータは多少違いますが
【配偶者のことが好き?嫌い?】という問いに対し「あまり好きではない」「嫌い」を合わせて男性が18.8%なのに対し女性は25.7%で約4人に1人の割合だった。(筆者要約)
2017年のニュースサイトしらべぇ編集部のアンケート
それに対して実際に離婚する夫婦の数は
婚姻件数は58万3000組、前年に対し3000組の減少。
離婚件数は21万件、前年に対し2000組の増加。
厚生労働省の令和元年(2019)人口動態統計の年間推計
結婚20年以上の夫婦については
厚生労働省平成21年度「離婚に関する統計」の概況の1.離婚の年次推移 表9を見ると(黒い・・・が結婚20年以上の夫婦のグラフです。)
とデータを並べてみましたが要約すると
- 夫が嫌いな妻は4人に1人
- 年間の離婚件数は婚姻件数の1/3
- 結婚20年以上の離婚は30年間で約2倍、離婚件数全体の18%
となります。
夫が嫌いということが直接離婚に結びついている訳ではないと思いますが、結婚年数の浅い夫婦の離婚が減少か横ばいなのに対して、20年以上のベテラン夫婦の離婚が増加しているのが気になるデータですね。
③自分の気持ちはどうか?
ここで先ほど作った【夫嫌いリスト㊙】をもう一度じっくり見てください。
ランキング上位の嫌いなところが、暴力や人格上の著しい欠陥などであれば「嫌い」レベルの話ではないので改善していくのはかなり難しいといえるでしょう。
ただあなたの抱える【夫が嫌い】という今の感情が年齢を重ねたせいか、あるいは子供が巣立ってしまって夫との生活で細かいところが気になりだしたせいなのか、正しく分析する必要があります。
もし夫との関係が最近急に悪くなったとすればそれは加齢による変化のせいかもしれません。
下記の記事には加齢による夫婦関係の変化について詳しく書かれていますのでぜひご覧ください。
次の質問を自分に問いかけてみてください。
ここまででご自身の気持ちに少し整理がついたでしょうか?
夫をもう一度好きになりたいなら自分の気持ちをはっきりさせる。
もう一度夫と円満な愛し合える関係になるために、 あなた自身が一人で悩んでも仕方ないので気持ちを夫に伝えることにしましょう。
その前に大事なことがあるよ!
2.夫と話し合う環境を整える
また妻がやらなくてはいけないの?
夫に心を入れ替えてもらう話ではないの~
もうしばらくお待ちください。もう少し。
夫の嫌いなところを直してもらうためには「夫自身があなたをどう思っているかも」知らなくてはなりません。
元来男は気持ちを話さない人が多いですね。
そのために例え嫌いであっても夫と話し合いができる環境を整える必要があります。
ガーデニングをされる方であればご存じと思いますが、きれいな花を咲かせるためには良く土を耕し肥料をやって植物の成長のために準備します。
さらに花の種類やタイプによって肥料や水やりの方法が違いますね。
同じように夫との話し合いを実り多いものにするために良く準備して臨みたいです。
環境を整えるため具体的にどうすれば良いのでしょうか?
まず皆さんの夫のタイプを知ることが大切です。
長年一緒に暮らしているのですから夫のタイプはバッチリ分かりますね。
ただここで普段と同じく話しを始めては何も変わりません。
例えば夫が感情的になるタイプであるなら機嫌の良い時を狙って話しかけ、声のトーンを落として静かな話し合いができるように心がけましょう。
落ち込んでしまう夫には優しく元気づけるように話すのが有効ですね。
ベストなタイミングで話しかけられるようにテレビを消して静かな雰囲気が望ましいです。
話し合いの環境を整える方法は、主に妻の心の準備と話しかけるタイミングを考えて!
いよいよ夫との話し合いです。
3.夫に【嫌いになった】ことを告げる
夕食後、あるいは休みの日の午後のんびりしている時に話しかけましょう。
えっいきなりですか⁉
この段落では「妻自身が自分を変える3つの方法」について書いているので、夫に告げることで自分を変えるチャンスになるのです。
とはいえこれは唐突すぎましたね。
まずあなたの性格がどのタイプなのかを知る必要がありました。
自分がどれに当てはまるか(その他のタイプもありますね)よく考え、そして話し合いのベストな始め方を考えましょう。
例えば次のように切り出せるかもしれません。
ストレート過ぎる言い方はお互いが感情的になってしまうので、巧みな表現を使いそれでも率直に今の気持ちを伝えてください。
そして夫の気持ちも引き出してください。
思わぬ言葉で夫が実は深い愛情の持ち主であるのが分かるかもしれません。
残念ながら逆もあり得ることですが、夫婦で話し合いを始めるのがスタートです。
巧みな言葉で夫婦関係の将来を心配していると率直に告げるのが大切
でもなぜ夫が嫌いになったことを夫に言った方が良いのでしょうか?
言わなくても嫌いな感情を表に出さなければ夫婦関係は今までどおりで良いのでは?
あえて波風を立てる必要もないと思うのですが・・・
夫に嫌いになったことを話すべき理由
夫の立場から言うとそんなに嫌われているとは感じないのだけれど・・・
そうね。いつも嫌いというわけじゃないのよ。
ただ小さな「嫌い」が積み重なって「夫が嫌い」になるんだと思うわ。
嫌われているのに気づかない夫
私自身の体験なので皆さんの夫は同じではないと思いますが、自分は結婚してから妻が自分をどう思っているか真剣に考えていませんでした。
普通に好かれているだろうと思っていましたし、まあまあ「良い夫」であると思っていたのです。
でも実際にはそうではなく妻の我慢で成り立っていた夫婦関係だったのが分かりました。
妻はあまり気持ちを話すタイプではなかったので時々イライラしているのを感じましたが、その原因が【夫であるわたしのせい】であるとは夢にも思わなかったんですね。
妻が精神的に辛くなった時に初めて告白してくれたのです。
夫婦の体験談は以下の記事(記事の後半にあります)にも詳しく載っていますのでぜひご覧ください。
妻に嫌われていたと初めて知った時はショックでしたが少し意味がわかりませんでした。
でも今までの妻の態度、行動を思い返してやっと納得できました。
夫の中には妻が率直に話してくれないと気が付かない鈍感な人が存在するのです。
事の重大さに気づいていない夫
別のタイプの夫は妻となんとなく上手く行っていないと感じていても、それが離婚につながるとか夫婦の危機であるとの認識を持っていないのです。
定年になってから夫婦で一緒に過ごせば楽しくやっていけるだろう。
夫婦関係はそれから改善していこう。と呑気に構えているのかもしれません。
でも妻の側では【嫌い】の気持ちと葛藤していますから余計に夫の態度にいら立ちを感じるのです。
呑気な人に妻の気持ちを分かってもらうのは工夫が必要ですが、将来ではなく今がピンチなのだとはっきり教えてあげるのは大切です。
自分の考えが強すぎる夫
中には将来の計画を自分一人で考えて妻には話さない人もいるでしょう。
定年を迎えたら一緒に旅行に行って、趣味はそれぞれ持って、などと彼の中では考えがあるのかもしれませんが話さないので全く分かりません。
もちろん彼の計画にはあなたも含まれているのですが、意見を聞くことはないので妻にどう思われているかなどと考えたこともないはずです。
このタイプの夫にあなたの今の気持ちを話すならショックを受けるかもしれませんが、夫婦の将来は一人で決めるのではなく二人で話し合って決めるべきことを伝えてあげてください。
夫は妻に嫌われているのに気が付いていない場合があるので率直に伝える必要がある
夫に夫婦関係の危機に気づいてもらえたなら、円満な関係への第一歩です。
話し合いを何度も行う必要がありますし互いが歩み寄らなければなりませんね。
もし夫婦だけで十分な話し合いができないなら、信頼できる友人や人生の先輩に間に入ってもらうことが必要かもしれませんが、出来るだけ夫婦の間で解決したいですね。(私見ですが)
そして話し合いと同じく大切なのが【嫌いな夫をもう一度好きになる】
つまりあなた自身の気持ちを変えることです。
本当に可能なのでしょうか?
方法があるなら具体的にどうすれば良いのでしょうか?
嫌いな夫をもう一度好きになる具体的な方法
世界に同じ夫婦は存在しないと理解する
世界中に無数の夫婦がいますが全く同じカップルは一組もいませんね。
テレビ番組で理想の夫婦が取り上げられるとつい自分の配偶者と比較しがちですが、良いところだけの人なんて存在するわけがありません。
そして例え理想的な男性であっても、あなたとの相性が良いとも限りませんよね。
ですから素敵な男性を探すよりも身近な夫をより良いパートナーする方が簡単ではないでしょうか。
もちろん中には話し合いが難しい夫もいることでしょう。そこであきらめないでください。
あなたが変われば夫も変化に気づくはずです。
僕たちも「夫婦の危機」だという同じ気持ちを持って随分変わったよね
私が思い切って自分の気持ちを話したのが良かったわ
まさかあなたがなんにも考えていないとは夢にも思わなかったけど・・・
確かに「夫婦仲良し」という看板は立てていたけど中身がなかったんだね
それから何度も話し合いや言い合いもあったけど気持ちを伝え合うのが大事ね
2人で協力して唯一無二の夫婦関係を築きましょう。
もう一つ大切なポイントがあります。
夫に完璧さを要求しない
夫婦関係はオセロゲームに例えられますね。
ただ覚えておきたいのは、好きの気持ちが勝ったとしてもオセロの盤面が真っ白にはならないのです。
多少でも黒の石は残りますよね。
それでも好きが嫌いより多くなればそれは【好き】ということになります。
夫に完璧さを求めなければ【大体好き】そして円満でいられるはずですね。
互いに寄り添う関係でいましょう!
妻として夫と率直な話し合いをすることが、嫌いである気持ちを変えて行く唯一の方法であることを繰り返してきましたが、最後に次のような自問をおすすめします。
気持ちに柔軟性があれば夫に攻撃的になることなく、自分も楽になります。
まとめ
夫が嫌いになった 【妻自身が自分を変える3つの方法】 がありましたね。
1.自分の気持ちを整理する
【夫嫌いリスト㊙】を作って活用する
2.夫と話し合える環境を整える
夫婦それぞれの性格を知ること
話す環境・タイミングを考える
3.夫に嫌いになったことを告げる
結果がどうであれ話し合いを始めることが大切
さらに夫が嫌いになったことを話すべき理由として
- 嫌われていることに気づいてない夫
- 事の重大さに気づいていない夫
- 自分の考えが強すぎる夫
そして夫をもう一度好きになるための具体的な方法として
世界には同じ夫婦は存在しない
完璧さを要求しない(オセロゲームのように大体〇が多ければOK)
互いに寄り添う関係を目指そう!
先ほども書きましたが夫婦はそれぞれです。
100%正しい答えはありませんが、50代定年前の大切な時期だからこそ夫婦で話し合い、今後のお互いの人生について今一度考えるのは大切なことではないでしょうか。
夫婦の問題について悩みがあるなら、ぜひコメント欄にお願いします。 必ず目を通しますのでご一緒に知恵を出し合いましょう。
最後までご覧いただきありがとうございます。
コメント