【親と同居をはじめる】50代夫婦が失敗しないための秘訣3選【むこ生活25年ブロガーが解説】

家族の問題
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昭和の時代、親と同居している人は珍しくありませんでした。親子と祖父母の三世代、中には四世代がいっしょに暮らしている家庭もありましたね。

もし皆さんが実家を出て核家族で暮らしているのに、とつぜん高齢の【親と同居】することになったらどうされますか。

  • 親と同居なんて想像つかないよ
  • 親のことは心配だけど・・・同居となると話は別
  • 絶対いやだ~

このように思われるかもしれませんね。

万が一、あなたの親または義理の親と同居することになったら、どのような心構えが必要なのでしょうか。


実は同居で失敗しないためには3つの大切なポイントがあります。

それは以下の3つの秘訣です。(クリックでそれぞれの段落に移動します。)

ほんとの犬
ほんとの犬

この記事は次のような皆さんにおすすめです!

  • これから自分の親か配偶者の親と同居の予定がある方
  • 少しでも同居する可能性がある方
  • 現在すでに同居していて親と配偶者の間で悩んでおられる方

この記事を読んでいただけると親との同居に必要な心構えと、失敗しないための具体的な提案をわたくししょうわいぬ詳しいプロフィールはこちらをクリックしてください)の義父との同居25年の体験から書いていきたいと思います。


ぜひ最後まで読んでいただき自分が経験した数々の失敗から学んで頂ければ幸いです。

まず皆さんが次の4つの立場に当てはまっていないかを考えてみて下さい。

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親と同居する可能性が高くなるのが50代

三世代家族と新築家(イラスト)

親の病気

私たち50代にとって親世代は70代後半から80代になると思います。
ある日突然、親が大きな病気になり、介護や定期的な通院の助けが必要になるかもしれません。
どうしてもあなたの助けが必要だと頼まれることもあるでしょう。

親が近くに住んでいない場合は余計に心配になってしまいますね。
その時には兄弟姉妹で話し合って今後どうするかを決めることになります。

ここで兄弟姉妹のきずなが試されます。

同じように

両親の片方が亡くなってしまう

残念ながら高齢になった親が突然亡くなるのはありえることです。
家庭内に不幸があった時は葬儀や手続きで大変ですから、残された親のことはすぐには考えられないかもしれません。

でも確実に残された親の生活設計を皆で考える必要が生じてきます。
このまま一人暮らしを望むのか、それとも誰かと同居を希望するのか。

よく年老いた親の将来の話をすると「縁起でもない」と敬遠する人がいますが、生きて行く皆に関係のある大切な話なので避けて通れないことですね。
前もって兄弟姉妹で話し合えれば一番良いですが、それが出来ない時は夫婦の間だけでもお互いの親について普段から話し合うのは大切なことです。

家の新築、改築での同居

家を新築する時、親の土地に建てる場合があります。
同じ敷地に別世帯で作るのか、二世帯住宅にするのか、または完全な同居になるのか。
それぞれの事情で変わると思いますが、話し合いは不可欠です。

まして建設の費用はどうするのか、折半するのか若い夫婦が全額持つのか。
話し合いがなければ同居は失敗に終わる可能性が高くなります。

しょうわいぬ
しょうわいぬ

私の場合は新築がきっかけで同居が始まりました。

結婚5年目で妻の実家の近所に住んでいたので、古い家を取り壊して同居することにしました。

ただ後述する「同居で失敗しない3つの秘訣」と真逆だったので、あとあと大変苦労する事になってしまいました。

結婚して配偶者を同居の家に迎える

若い世代で現在、親と同居している方は、結婚を機に配偶者を迎え入れることもあります。
最初からいわゆる嫁や婿として家に入る形ですね。

今は以前より晩婚化していますから40代、50代でも結婚で義理の親との同居になる可能性もあります。
昔の日本はこの家族スタイルが当たり前でした。随分減ったとはいえ現在でも世帯の約20%が夫婦いずれかの親と同居していることが分かります。

厚生労働省の機関である国立社会保障・人口問題研究所の2018年の第6回全国家庭動向調査によると夫婦の4人の親のうち誰かと同居している割合は19.8%で2014年の第5回調査の31.5%から減少している。(妻の年齢が70歳未満の世帯について集計)(図2-1から筆者抜粋)

国立社会保障・人口問題研究所『第6回全国家庭動向調査 報告書』

親との同居は悪い面だけなのでしょうか?

親と同居のメリット・デメリット

高齢の夫婦、中年の夫婦、そして男女の子供二人の大家族、楽しそうに笑っているイラスト

同居のメリット

経済的に楽になる

少人数より大人数の方が経済を回すのに有利になります。
例えば2人暮らしの夫婦と両親も含めた4人の同居の暮らしを比較した場合、生活費が2倍になることはありません。
食費や光熱費は一緒に使うことによって節約の効果が期待できるからです。

また家を維持するお金も双方で持ちあうならば、更に生活が楽になる可能性がありますね。

家族の見守りができる

子供が小さいなら祖父母に面倒を見てもらえるかもしれません。
それによって妻が時間を作れるようになるならパートで働いたり、さらに状況が許すなら正社員として夕方まで頑張ることも可能でしょう。

逆に祖父母が病気だったり、見守りが必要な場合は夫婦で協力して必要な援助を与えられますね。
同居していなければ親の状況を十分に把握することは難しいですが、それが可能になるのは同じ屋根の下で生活しているからです。

同居のデメリット

経済的に苦しくなる

前節で「経済的に楽になる」と言いましたが、それは双方が協力して初めて達成できる果実です。
もし互いの話し合いが十分でないなら、どちらかが大きな負担を背負うことになりかねません。

しょうわいぬ
しょうわいぬ

私たちの場合は私自身が義理親との同居に甘い考えを持っていました。

妻や義父と十分な話し合いもなく、新しく家を建てればきっと妻も喜ぶだろうくらいのノリで話を進めてしまいました。

結果として住宅ローンの全てと水道代を除く光熱費、食費のほとんどを私たち夫婦で負担することになってしまいました。

また節約に対する考え方や生活レベルが違いすぎるなら、経済的に難しくなってしまいます。

親が共に生活する中で節約が全くできず、電気・水道・ガスなどを使い放題しているなら経済的な枷(かせ)になり得ますね。

生活レベルについても同様で食事や衣服、持ち物に対してお金のかけ方が全く違う親に合わせているなら、すぐに苦しくなってしまうでしょう。

実親と配偶者の板挟みになる

夫と妻のいずれかの親と同居することになりますが、実の親と配偶者は他人です。
当然のことながら親からの配偶者に対する不平・不満はあなたに向けられます。
その逆もそうなります。

双方の間で板挟みになるあなたの精神的な負担は大変なものになるでしょう。

しょうわいぬ 
しょうわいぬ 

私たち夫婦で一番辛かったのは妻の方だと思います。

当初、同居したのは妻の父(母親は死別)と祖母、そして子供2人(後に3人)と私たちでした。

妻は当時はあまり言いませんでしたが、双方から色々な要求をされて辛い日々を過ごしていました。

しょうわねこ
しょうわねこ

まあ辛い日々だったけど子供も小さかったから、毎日必死で何とか乗り切れたわ~

しょうわいぬ 
しょうわいぬ 

突然出てきたね!!

もう少し僕の考えが深ければ十分な話し合いをして、それから同居したのにね~

しょうわねこ
しょうわねこ

過ぎたことを言っても仕方ないわ。

このブログを読んでくださっている皆さんは、私たちと同じ失敗をしないように大事なポイントを覚えていってくださいね!

それでは大事なポイントに行ってみましょう!

親と同居で失敗しないための3つの秘訣

3世代夫婦(イラスト)

配偶者と親の双方にはっきりとした同居の意思確認をとる

同居前にぜひ行って欲しいことが「意思の確認」です。

配偶者にとって自分の親以外の人と暮らすのは大変なストレスですね。
同様に実の親にとっても生活が激変しますから、それはストレスだと思います。

それでも一緒に暮らすとするなら双方が歩み寄らなければ成功させるのは不可能ですね。

そもそも話し合いが難しい夫婦関係や親子関係であるなら、できれば同居はしない方が賢明であると言えます。
短期的な損得や兄弟姉妹との軋轢(あつれき)で同居を決定してはなりません。
もしかすると今持っている価値ある人間関係の全てを失いかねないからです。

特に配偶者が十分納得して同居を始めなくてはなりません。

夫婦間の話し合いが難しいと感じておられるなら「50代夫婦がずっと【仲良く幸せ】に暮らすため今すぐできる【5つの秘訣】とは」という記事をぜひご覧ください。

これは2番目の秘訣につながっています。

家族内では配偶者を常に第一にする

夫婦どちらの親と同居するにしても、自分や孫は親にとって「肉親」です。

血は水よりも濃い

ということわざがあるように血族と他人との間には大きな溝があります。

ですから配偶者の味方になれるのはあなたしかいないのです。
そのあなたが親の肩を持つようでは身も蓋もありません。

時として夫婦げんかした時などは親に配偶者の愚痴を言ってしまうかもしれませんが、

それでも心は決して離れてはいけないのです。


パートナーを孤立させるのが結婚生活の破綻につながるのを常に思いに留めておくべきなのです。

しょうわいぬ
しょうわいぬ

ありがたいことに妻がいつでも僕の味方になってくれたので今日までやってこれたと思います。

若い頃はそれがわからずに飲み歩いたり、ギャンブルに夢中になったりしたけど、ようやく本当の家族の一員になってきたかな?

しょうわいぬ 
しょうわいぬ 

・・・・・・せっかくほめたのに・・・

なぜか妻が出て来ませんが、今は孤立しないで同居を続けられています。

家族内のルールを明確にする

同居が決まったらまず最初に行うべきは一緒に暮らすルールを決めることです。
それは細かい決めごとではなく生活の骨子と言えるルールや約束ごとの明確化です。

大きく2つに分けられます。

1.実際に生活していく中での大まかな役割分担 として次のようなことがあります。

  • 食事は一緒に?別々?
  • 調理するのは妻?それとも母?
  • 風呂の順番は?
  • 掃除、洗濯はだれが?どこを?

さらに大切なこととして

2.生活の諸費用の分担 はどうするか、たくさん決定すべきことがありますね。

  • 住宅ローンの支払いはどちらが負担?
  • 光熱費はどのように分担する?
  • 固定資産税などの税金の支払いは?

まとめ

親と同居する可能性が50代には高まってきます。

  • 親が病気
  • 両親の片方が亡くなってしまう
  • 家の新築に合わせての同居
  • 結婚による同居

同居するメリットとしては

  • 経済的に楽になる
  • 家族の見守りができる

同居のデメリットは

  • 経済的に苦しくなる
  • 親と配偶者の板挟みになる

親との同居で失敗しないための3つの秘訣はなんでしょうか?

  1. 双方に同居の意思を確認する
  2. 常に配偶者を第一にする
  3. 家庭内のルールを明確にする
  • 実際の生活のおおまかな役割分担
  • 生活の諸費用の分担

親との同居はうまくいけば双方にとって実り多いものとなるでしょう。
中には義理の親とも本当の親子のように親しい関係になっている家庭もあります。

ただ配偶者をいつも第一に考えていないと家庭の破綻に直接つながる危険性が常にあることを忘れないようにしたいものです。

親と同居での悩みをお持ちでしたら是非コメント欄にご記入ください。

必ず目を通してお返事させていただきます。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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