あなたは結婚何年目ですか?
長い結婚生活でいつの間にか、仲の悪い夫婦になっていませんか?
あれほど愛し合って結ばれた2人なのにどうしてでしょう。結論から言いますと互いが男と女の違いを理解していないからです。
「いやいやしょうわいぬさん。そんな単純な話ではないよ」と思われるでしょうか。
確かに夫婦によって状況は異なるものですね。
しかし夫婦関係を改善したい、もう一度やり直したいと思っているなら、男性と女性の違いを正しく理解するのは最も大切な要素の一つです。

この記事を読んでいただきたいのは
- 夫婦関係を悪く感じているが原因がよく分からない
- 仲良くしたいのにすぐにケンカになってしまう
- 夫に愛されていると感じない
この記事で夫婦関係改善のためのヒントが必ず見つかるはずです。
私たち夫婦(詳しいプロフィールはこちらをクリックしてください)は30年の経験から夫婦関係は改善できると確信を持っています。
最後までお読みいただけると嬉しいです。
新婚当時と何が違うのか?

新婚当初は今と違って携帯電話もなかったから連絡が大変だったね

そうね。でもあの頃は不便だとは思わなかったわ
それが当たり前の時代だったのよ

そうそう。
そして新婚時代は嫌なこと、辛いことがあっても何でも許せたね!

本当にお互いのためだったら何でもできる気がしたものね!
なんか昔を思い出すわ~
男性が変わってしまったのか?
結婚後の女性は、「あんなに優しかった彼が私に無関心になってしまった」
「仕事や自分の趣味に夢中でまるで別人のようだ」、と感じてしまうことはありませんか。
激しい恋愛で一緒になった2人なのにどうしてなのでしょうか?
愛は4年で終わるのが生物学的には自然なことである。人間の脳のシステムが人類の種を残すためにそれが最善であるとして進化してきたからである。(「愛はなぜ終わるのか-結婚・不倫・離婚の自然史」ヘレン・E・フィッシャー著 1993年)本文要約
全米でベストセラーになった上記の本によると脳の働きのせいだ!と言うことらしいのですが、確かに強い恋愛感情は最初の数年は燃え上がるのですが、その後は静かな炎に変わります。
それはわたしたちも実感する時があると思います。
女性は男性の強い求愛行動をしっかり記憶しているので、その愛が派手なキャンプファイヤーのような火から、静かな炭火のように変わったのを強く感じてしまうのです。
でもそれは決して「愛が終わった」訳ではないのです。
愛の炎が形を変えたとも言えるでしょう。
夫の愛が終わったわけではなく仕事に打ち込む形になっただけ
見方を変えればキャンプファイヤーの火は見た目は派手ですが、実用的なのは炭火の方ですよね。
あなたの夫は仕事で経済的に家族を支えることで愛を表現しているのです。
女性が変わってしまったのか?

「妻の関心は子供のことばかり」結婚後の男性が良く言う言葉ですね。
男性は結婚後も恋人同士のような関係でありたいと願い、妻にもそれを期待します。
女性の身だしなみや家の整理整頓などもきちんとして欲しいと願っている男性もいるでしょう。
でも実際に子供が生まれた時に生活は一変します。
生活の中心は夫婦ではなく子供になるのです。
特に女性には男性にはほとんどない「母性本能」があります。
自分の生命よりもわが子の生命を優先しようとする。人類の場合、一定年齢に達しても、自立が困難と判断されれば、限定あるいは無限定に母性本能が注がれるとされる。(「母性本能」ウィキペディアより)
「母性本能」ウィキペディア
子供の生命を自分の命より優先するのですから、男性が太刀打ちできる訳がありません。
男性も妻の母性を認めるなら女性が変わったのではなく、母性本能が開花したのだと理解しましょう。
妻は子供を守ることにすべてを費やすので夫に十分な関心を払えなくなる
しかも子育ては今まで独身だった妻にとって初めての経験であり、予想以上に大変な激務なのです。
夫の不満&妻の不満
夫と妻はそれぞれどんな不満を持っているのでしょうか?

夫の不満
妻への不満を口にする夫はどんなことを感じているのでしょうか?
- 妻はいつでも感情的で怒る・泣く
- 自分が論理的に話しても決して納得しない
- とにかく理不尽である
などなど
個人差はありますが女性は確かに感情の影響を受けやすいものですね。
それは月ごとのホルモンバランスの変化のせいなのかもしれません。
さらに更年期に差し掛かると妻は感情のコントロールが難しくなります。
時々夫に対して暴言を吐いたり感情をぶつけたりすることもあるでしょう。
女性を理解できない夫は男友達との飲み会で妻への不満を噴出するのです。
妻の不満
夫に対する妻の不満にはどんなものがあるでしょうか?
- 夫は無関心・人頼み・無気力
- 頼みごとをすると嫌な顔をする
- いつも自分が正しいと思っている
- 休日でもスマホ片手に寝転んでいる
などなど
もちろん夫にも個人差はありますが男性は往々にして自己完結する傾向が強いです。
妻から見ると自分中心で他のことには無関心に思えてしまうかもしれませんね。
さらに中年から壮年になるとその傾向は倍化しますよ。
何も話さないしあなたの言葉は聞いていないようだし・・・
うんざりした妻はカフェで友人と夫への不満を言い合うのです。
夫への不満が溜まって【夫が嫌い】でどうすれば良いの?と思われる方は下記の記事もご覧ください。
夫婦仲悪い-修復は不可能?

夫婦生活が長くなると、当然良い時と悪い時があるよね~

わたしたちの年代であれば結婚10年以上の夫婦は珍しくないわね

ぼくたちも30年、良い時と悪い時があったね~

きょうはそのフレーズばっかりね!!
50代の夫婦には良い時と悪い時がある

10~30年夫婦によって違いますが、50代になると色々な時代を共に過ごした良い思い出もあれば、互いにギクシャクしたこともあるでしょう。
今、もし夫婦史上最も【夫婦仲が悪い】としても過去はそうでなかったでしょうし、将来のことも分からないはずですね。
夫婦を続けているということは、現在も互いを必要としているのではないでしょうか。
もちろん自分たちの夫婦関係はもうダメだと思う瞬間もあるに違いありません。
「子供が巣立ったからもうこの人とは一緒にいたくない」と思ったときに、少し立ち止まって次のように考えてみてください。
- 本当に夫(または妻)との関係は修復不可能なのだろうか?
- 問題の本質(不仲の原因)についてきちんと話し合っただろうか?
- この件について【自分】には問題がなかっただろうか?
もしかすると互いが子育てや仕事、日々の忙しさで相手の非ばかり考えて自分の問題点に気づいていないのではないでしょうか?
そして今の【悪い時】の後には、きっと【良い時】が待っているかもしれません。
ただこれは一人では出来ないのです。
男女の違いを正しく理解すれば夫婦関係の修復は可能!
男性と女性は補い合う存在です。
スポーツのダブルスに似ているかもしれません。
卓球やテニス、バドミントンなどの球技では、共通の相手と試合するために2人は知恵と体力をつかって協力し全力で臨みますね。
2人が意見の違いで争っている場合ではありません。
夫婦もダブルスのように異なるスタイルや能力で、目の前の問題に立ち向かっているのです。
どちらかが正しいとか、優れているとかを競っている場合ではないのですね。
最強のペアは互いのプレースタイルや特徴を良く理解し、リスペクトし合っています。
男女の違いを理解するようまず【自分】が変わっていけば道が開けるのではないでしょうか。
関連する記事として夫婦が生涯ずっと【なかよし】でいるのは本当に可能なのかという疑問に対する答えについて考えています。
でも中には何をしたら良いのかサッパリ分からないと言う方もおられるでしょう。
具体的に50代【仲悪い夫婦】は何をすれば良いか?

男性にとってとても恥ずかしいと思われるかもしれませんが
わたしは妻をかわいがってきたか?
と、自問してみてください。
「50代にもなって今更、妻をかわいがるなんて」と思われるでしょうか。
とても大切なことなのですが【妻をかわいいと思えないとすれば、その原因はあなたがかわいがってこなかった】からです。
かわいがられ愛された妻はあなたにとって愛おしい女性になりますよ。
もちろん急にかわいがり始めるなら、不審がられるだけだと思いますが、少しづつ妻に優しくすることはできるでしょう。
食後の片づけを手伝ったり、家の修繕を積極的に行ったり、おしゃれを褒めて見たりまだまだできることはたくさんありますね。
そして肩をもんだり、一緒に風呂に入ったり、2人で旅行に行ったりと距離を縮めてください。
- 食事の方づけを手伝う
- 家の修繕を積極的に
- おしゃれや髪形をほめる
- 肩をもむ・風呂に一緒に入る
- 2人で旅行に行く
いつの間にかあなたの妻は素直なかわいい女性になっていることでしょう。

同様に女性にも考えて頂きたいのが
わたしは夫を尊敬してきただろうか?
という問いかけです。
「あの夫を尊敬するなんてありえない」と思われるでしょうか。
【夫を尊敬できないとすれば、その原因はあなたが敬意を払ってこなかった】からです。
敬意をもって接してこられた夫は自信に満ちた優しい男性になります。
もちろん急に三つ指ついて・・・と言う話ではありません。
夫の一つ一つの行動は中々尊敬できないかもしれませんが、長年家族のために働いてきたことだけでも十分尊敬できるのではないでしょうか。
そして日々の生活の中で夫の良いところを見つけてあげてくださいね。
大切なのは言葉に出して感謝と尊敬の気持ちを表すことです。
褒められると人は次第に尊敬に値する人物になっていきます。
- 長年家族のために働いて来たことを感謝する
- 夫の良いところを見つける
- 言葉に出して感謝と尊敬の気持ちを表す
仕事だけではない夫の違う一面を見つけるのは一緒の趣味を持つことですね。
人は相手を変える事ができない
どんなに夫婦が長年一緒にいようと言葉で相手を変えることはできません。
まず自分が変わるように努力する時に、その頑張りを見て人は変化していきます。
また言葉で教えなくてもあなたの努力の意味を本やメディアを通して人は学び、変わることもあるでしょう。
ですから夫婦関係を改善する一番の近道は自分自身を変えていくことなのです。
もちろん全ての不仲の夫婦が修復可能である訳ではありませんね。
でもここまで読み進めていただいた皆さんは、より良い夫婦関係を目指しておられるのではないでしょうか。
そして再び新婚の時のように2人だけの夫婦関係をこれから築いて行けると信じています。
50代夫婦がずっと【仲良く幸せに】暮らすため今すぐできる【5つの秘訣】については関連した記事に詳しく書いてありますので、興味のある方はご覧ください。
まとめ
50代【夫婦仲悪い】理由-男と女の違いを理解していないから!
- 新婚当時と何が違うのか?
- 夫の不満&妻の不満
【夫婦仲悪い】修復は不可能なのか?
- 50代夫婦良い時、悪い時がある
- 男女の違いを正しく理解すれば夫婦関係の修復は可能
具体的に何をすればよいか?
- 妻をかわいがる
- 夫を尊敬する
- 人は相手を変えることはできない
もちろん100万組の夫婦には100万の違いがあります。
記事の内容すべてが当てはまるわけではないと思いますが、【男女の違いを今一度理解する】のは夫婦円満にとって欠かすことのできないものですね。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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