50代の皆さんは昔に比べて夫婦仲が悪くなったと感じることはありませんか?
若い頃はあんなに仲が良かったのにどうしてだろう?
その理由は何でしょうか?
結論から言いますと、夫も妻も「加齢によって変わってしまった」のを理解していないからです。
そんな簡単な話じゃないよ!と思われるかもしれません。
もちろん夫婦それぞれの事情がありますし、加齢による変化だけが原因ではないでしょう。
ただとても大切なのですが、もし夫婦関係を改善したいと真剣に考えておられるなら、加齢による変化を正しく理解することは欠かせません。管理人のしょうわいぬ夫婦も50代ですが加齢による変化で苦労しています。(詳しいプロフィールはこちらをクリックしてください。)
今からでも遅くありません。もう一度夫婦なかよく生きていくために、今日から始められる具体的な方法を知りたいとは思われませんか?
ぜひ最後まで読んで解決の糸口にして頂けるなら大変うれしく思います。
この記事では次のようなポイントを知ることができます。興味のある項目をクリックしていただけるとジャンプします。
歳を取って変化してくるのは当たり前のこと

僕も60手前だからそろそろ体力が落ちてきているね!

体力だけじゃなく記憶力も時々??と思う時があるわよ

確かに昨日の夕飯が思い出せない時があるよ~

えっ!そうなの!それはひどすぎるわね~
加齢による変化を感じやすいのが50代

特に変化が起きるのが筋肉量と言われています。
20歳くらいの筋肉量と比べると緩やかに減っていたのが、55歳くらいから急激に減少が始まります。
そして筋肉をつくり出す力(筋たんばく蓄積量)は若い頃の半分くらいになってしまいます。
- 疲れやすい
- 急激に下腹部が出てきた
- 腰痛、ひざ痛に悩まされる
- 物忘れがひどくなる
若い頃には想像もしなかったことが起こるのですね。
自分の変化に気づいて・・・自分のことで精一杯になる

自分の変化や衰えに気づいたとき私たちはどうするでしょうか?
男性であれば運動を始めたり、サプリメントに頼ろうと思うかもしれません。
今はあらゆるサプリメントがありますから、筋力の衰え、ひざ痛、老眼、耳のきこえ、などでお世話になっているという方も珍しくありませんね。
また女性であればサプリメントだけではなく髪質や肌の変化を感じて、アンチエイジング系の化粧品を使ったり、女性用のスポーツジムに通い始めている方もおられるでしょう。
ただここには落とし穴があります。
どうしても自分の衰えに集中するのでパートナーへの関心が薄れてしまう危険性があるのです。
加齢による変化は誰もが経験することなのですが、初めて変化に気づいたときは戸惑い、そしてなるべく老化を遅らせたいと思うものです。
ましてやメディアでいわゆる【美魔女】や【スーパー高齢者】などが取り上げられると、自分もそうならねばと思ってしまうかもしれません。
自分の変化だけではなくパートナーの変化に気づいているか?

加齢による変化が起こり始める時期はちょうど子育てが終わりにさしかかり、家族関係にも変化が起こる時期と重なる場合があるでしょう。
また夫は勤務先で責任ある立場になり仕事に集中する時期になってきます。
確かに互いにとって大変忙しく難しい時間を迎えるのは間違いないですが、この時にこそパートナーに関心を払うのは重要と言えます。
「そこは妻にもがんばってもらわないと」
「夫は会社第一だからわたしには関心がないの」
このような心のすれ違いが、その後の夫婦の人生を左右することになるかもしれないのです。
私たちはそれぞれが次のように自問することが必要です。
男性なら
- 私のこれからの人生にとって大切なものは何だろうか?
- それはいつかは定年を迎える会社なのだろうか?
- それともずっと続いて行く妻との良好な関係なのだろうか?
女性であれば
- この先30年、40年と人生を送る時に自分にとって夫はどういう存在なのだろうか?
- 経済的に自分を支えてくれる以上の関係なのだろうか?
- 定年を迎えた時に夫を優しく迎えられるだろうか?
夫婦がこの数年を円満に過ごせるかどうかで老後が決まってくると言っても過言ではありません。
夫婦が生涯ずっと【なかよし】でいるのは本当に可能なの?という問いについては別記事で解説しています。
では具体的に加齢による変化を男女別に考えてみましょう。
男性の変化

僕はここ2、3年の間に手術で入院を2回経験したね

正直今までが健康だったから驚いたけど無事に退院出来て良かったわ!

あと歯も2本抜いたよ!

それは自己管理が出来ていないせいじゃないかしら!
相当健康面では自信があった男性でも50代になると、何らかの病気やけがで入院したりするものです。
中には難しい病気や発見が遅れて残念ながら亡くなる方もいます。
男性に良く見られる加齢による変化として、体力の衰えと同時に起きるのが気力の欠如です。
もちろん中には元気溢れる50代の方もおられるとは思いますが、男性ホルモンの減少により
- 意欲の低下
- イライラする
- 不安感
中にはひどいうつ症状になる方もいます。
そして男性は往々にして妻に対して弱みを見せまいとして、わざと強い男を演じてみせたり、強い口調で話したりする場合があります。
女性の変化

加齢による変化で辛いのが女性の更年期だと思うよ

わたしも更年期では家族に苦労を掛けているわ

本人が一番辛いからね。周りはサポートするだけなんだけど・・・
正直なかなか上手く出来ず申し訳ないと思うよ~

更年期は本人でもよく分からない所があるから家族も大変だと思うわ!
女性の加齢による変化といえば更年期の影響が大きいですが、何歳からか、どの程度重いのか、など大分個人差があるようです。
男性もそうですが女性の更年期も「種の繁栄」のために必要だったホルモンの減少によるものです。
女性の更年期の症状は列挙できない程ですが、例えば
- 顔のほてり
- 夜寝つかれない
- いつも不安感がある
- 胸がどきどきする
- 手足の関節が痛む
- 喜怒哀楽の感情が制御できない
ひどい場合はホルモン療法や漢方療法など薬に頼ることも必要かもしれません。

互いの変化を理解しあうために大切な2つのこと
①感謝の気持ちを持つ

若い頃から仲が良くなかったとすれば性格の不一致や、人生の目標が異なるなどの別の大きな理由があったのかもしれませんが、50代になって急に2人の気持ちのすれ違いが生じてきたとすれば、明らかに加齢による変化のせいでしょう。
互いが2人の変化をわかりあえるように努力するなら、もう一度やり直すことは難しくないと思います。
その助けになるのが「感謝の気持ち」です。
夫であれば妻が子育て中にどれほどの犠牲を払って、子供を育ててきたのか思い出してみてください。
妻は自分側の親や親族に対しても嫌な顔一つしないで気遣いを示してくれたのではないでしょうか。
現在の妻がどんなに不安定で、時に暴言を吐いたり、感情を爆発させることがあったとしてもそこだけを切り取って、これが妻のすべてだと考えることは浅い考えであると言えます。
長年寄り添った妻の姿を思い浮かべると自然に「感謝の気持ち」がわきあがってくると思います。
同様に妻も夫の現在の姿だけを見るのではなく、過去において家族を支えるために努力した足跡を考えてみてください。
やはり同様に「感謝の気持ち」が起きると思います。
もちろん良い思い出だけではないと思いますが、なるべくポジティブな思い出だけを切り取って考えてみてください。
幸せだった時間と思い出は2人にとって何よりも財産になります。
また中高年になった夫婦の関係をスムーズにしてくれるのが心をときめかせる贈り物です。
下記の記事から変化していく夫婦関係に最適なプレゼントを知ることができます。
②【加齢により変化した夫婦関係が続いて行く】ことを理解する

運転していて急カーブにさしかかった時、皆さんはどうされますか?
やはりカーブの手前でブレーキを踏んで速度を落としますよね。
人生においても急な変化が生じてくる50代には、カーブをうまく曲がるためには十分速度を落とさなければなりません。
人生の速度を落とすと言うことは、今までどおりの生き方を変えなければならない。
会社や子供ばかり見ていた生き方を「夫婦が互いのために」生きることに変えていくと言う意味です。
そしてこれからはその変化した生き方が2人のスタンダードになるわけです。
この重要なことをお互いが良く理解することこそが、夫婦が仲良くなるための鍵になります。
夫婦仲が悪くなる原因は夫、妻どちらかが変わってしまったからではなく、その変化を理解できないことにあるのです。
50代の夫婦が【なかよし夫婦】である割合は意外に多いことについて別の記事で詳しく解説しています。ぜひご覧ください。
まとめ
歳を取って変化してくるのは当たり前のことで 加齢による変化を強く感じやすいのが50代です。
自分の変化に気づいて・・・自分のことで精一杯になっていないでしょうか?
自分の変化だけではなくパートナーの変化に気づいていますか?
- 男性の変化
- 女性の変化
互いの変化を理解するために大切な2つのこと
- 感謝の気持ちを持つ
- 【加齢により変化した夫婦関係が続いて行く】ことを理解する
人間いつまでも若く元気でいたいものですが、そうはならない現実を本当に受け入れて生きて行くことが「夫婦が仲良く」いくための秘訣だと思います。
お互いが変わって行くパートナーを心から受け入れるなら、2人の関係も大きく変わっていくことでしょう。
さらに言うなら男女の加齢による夫婦関係の変化だけではなく男性・女性の違いによる不和も奥深いものです。
こちらの記事もご覧ください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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